就労継続支援B型 フランチャイズガイド【ささえみ】
就労継続支援B型 フランチャイズガイド【ささえみ】 » 就労継続支援B型を開業するには? » 必要な資格は?就労継続支援B型の管理者・職員とは

必要な資格は?就労継続支援B型の管理者・職員とは

目次
全て表示

就労継続支援B型の開業にあたり、多くの経営者が直面する高い壁が「人員基準(資格要件)」のクリアです。

本記事では、オーナー視点で最低限押さえておくべき「開業に必要な資格と人員配置のルール」を、実務に即して分かりやすく解説します。

資格がない方でも開業者に
なれる

結論から言うと、オーナー(法人の代表者)自身が福祉や医療の資格を保有している必要はありません。異業種から参入し、無資格のまま就労継続支援B型事業所を立ち上げ、成功させている経営者は数多く存在します。

また、事業所の責任者である「管理者」についても、実は特別な資格要件は定められていません。オーナー自身が管理者を兼務し、経営と現場の統括を一人で行うことも十分に可能です。資格が求められるのは、あくまで「現場で直接、専門的な支援を行うスタッフ」に限定されています。

B型開業に必要な最低限の
資格者

行政から事業所の「指定(認可)」を受けるためには、法律で定められたスタッフ数を配置する「人員基準」を満たさなければなりません。主な役職と求められる要件は以下の通りです。

  • 管理者(1名):施設の責任者。無資格でも就任可能ですが、原則として事業所の管理業務に専従することが求められます(一定の要件を満たせばサビ管との兼務も可能です)。
  • サービス管理責任者(1名以上):利用者の個別支援計画を作成し、現場の支援品質を管理するキーパーソン。指定の実務経験と、自治体が実施する研修の修了が必須となります。
  • 職業指導員および生活支援員(規定数):利用者の作業指導や生活サポートを担うスタッフ。この職種自体には、必須となる資格はありません。

つまり、開業にあたって絶対に確保しなければならない「有資格者」は、実質的にサービス管理責任者(サビ管)のみということになります。

サビ管や管理者になるための
要件

管理者は無資格でも就任できる一方、サービス管理責任者の要件を満たす人材の確保は難易度が高くなっています。ここでは、サビ管になるための厳しいハードルを整理しました。

実務経験(3〜8年)と研修修了の
条件

サビ管として認められるには、以下のいずれかの「実務経験」を満たしている必要があります。

  • 相談支援業務の実務経験(5年以上)
  • 直接支援業務の実務経験(8年以上)
  • 国家資格(介護福祉士や社会福祉士など)を保有し、その業務に従事した期間(3年以上、かつ直接支援業務5年以上等の要件あり)

主なターゲットは、介護施設で長く介護職員を務めた方(直接支援)や、障害福祉施設での支援員経験者、ケアマネジャー、相談支援専門員などです。

※参照元:古川行政書士事務所(https://grouphome-tokyo.com/sabikan.html

「基礎研修」と「実践研修」の
違い

実務経験をクリアした上で、都道府県が実施する研修を修了する必要があります。現在の制度では、研修は以下のように分かれています。

  1. 基礎研修:実務経験を満たす(または見込みの)段階で受講可能です。
  2. OJT(現場実務):基礎研修修了後、原則2年間(特定の要件を満たせば6ヶ月に短縮可能)の現場経験を積みます。
  3. 実践研修:OJT期間を経て受講。これを修了して初めて、正式なサビ管として配置が可能になります。
※参照元:古川行政書士事務所(https://grouphome-tokyo.com/sabikan.html

現場スタッフ(指導員・
支援員)は無資格でもいい?

職業指導員や生活支援員については、無資格・未経験者を採用しても人員基準上の問題はありません。そのため、地域の主婦層や異業種からの転職希望者など、幅広い層から人材を募集できます。

ただし、有資格者が不要というわけではありません。介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士などの国家資格保持者を一定割合以上配置することで、「福祉専門職員配置等加算」という給付費の上乗せ(報酬アップ)が可能になります。

サービスの質の担保と収益の最大化を両立させるなら、有資格者の採用も視野に入れた戦略的な人員配置が有効といえるでしょう。

サビ管が採用できない・
退職した際のリスク管理

就労継続支援B型の経営において、最大の不確実性は「サビ管の不在」にあります。

開業前に確保できなければ、そもそも指定申請が受理されず、固定費だけが発生し続ける「空家賃」状態に陥りかねません。

また、開業後にサビ管が退職し、後任が不在となった場合は「人員欠如減算」の対象となり、国からの給付費が減額されます。この状態が長期化すれば、最悪の場合は指定取り消し(営業停止)という事態を招く恐れもあるため、万全の対策が求められます。

リスク管理のポイント

  • 採用に強いFC(フランチャイズ)の活用:独自の採用ルートや求人ノウハウを持つFC本部に加盟することで、自力では困難なサビ管採用の成功率を高められます
  • 自社内での育成体制:無資格のスタッフに長期的な視点で実務経験を積ませ、将来的にサビ管研修を受講させる(資格取得を支援する)仕組みを構築しておくことが、確実なリスクヘッジとなります。
まとめ
資格要件を正しく
理解し、サビ管確保に
全力を注ぐ

就労継続支援B型の開業において、オーナー自身が無資格であることは問題になりません。しかし、現場の要となる「サービス管理責任者(サビ管)」の確保は、事業の成否を分ける重要ミッションです。

実務経験や研修制度を正しく把握し、自力での採用が厳しい場合は外部の専門ノウハウも柔軟に取り入れながら、安定した人員配置を目指しましょう。

支援の仕方
収益の仕組みで選ぶ
就労継続支援B型
フランチャイズ3選

許認可申請から行政対応、採用、物件探しまで一任できるのがフランチャイズの利点です。以下に挙げる3社は、対象とする利用者や作業内容、収益モデルが大きく異なります
誰をどう支えるか」「どこで利益を生むか」という視点で整理しました。

支援の
仕方

犬猫の殺処分ゼロ活動と
自立支援を両立

収益の
仕組み

独自売上×高工賃
給付金アップ

アネラカフェ
ANELLA CAFE
(株式会社ANELLA Group)
ANELLA Group 公式サイト
画像引用元:ANELLA Group 公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/OEMWHv81/)
事業所の特徴

殺処分ゼロを目指す保護活動と、障がい者の自立支援を融合。行き場を失った犬猫たちの新しい家族を探す拠点として、日々のお世話や施設運営を、就労訓練として行います。

FCの特徴
  • 犬猫とのふれあいによるアニマルセラピー効果で心身が安定。欠席が減りベースの給付金が安定します。
  • SNSフォロワー26万人超の集客力で、入場料等の売上が安定。高工賃が還元でき、給付費も増加します。
支援の
仕方

ITスキルで
一般就労を目指す

収益の
仕組み

就労移行の加算で
高単価を狙う

キャリカク
(株式会社キャリカク)
キャリカク公式サイト
画像引用元:キャリカク公式サイト
(https://kyarikaku.jp/kyarikaku-fc/)
事業所の特徴

データ入力や動画編集、デザインなど、パソコンでのIT業務特化。オフィスのような環境で実践的なスキルを身につけ、一般事務職など企業への就職を目指す事業所です。

FCの特徴
  • 利用者を一般就労へ導くことで実績が評価され、就労移行の加算で給付費単価アップを目指せます。
  • 利用者が在宅希望でも対応が可能で、通所のハードルを下げることで欠席率低下を目指せます。
支援の
仕方

重度の方への
セーフティネットを築く

収益の
仕組み

広い間口×低コスト
利益率を確保

夢尊ワークス
(株式会社夢尊ワークス)
夢尊ワークス公式サイト
画像引用元:夢尊ワークス公式サイト
(https://musonworks.co.jp/fclp/)
事業所の特徴

箱詰めやシール貼りなど、誰もが取り組める軽作業に特化。プレッシャーや複雑な作業を排除し、まずは規則正しい生活リズムを整えることを優先とした、ハードルの低い事業所です。

FCの特徴
  • スキルが無くとも無理なくできる軽作業のため、利用者のパイが大きく、集客の間口を広く持てます。
  • 専門設備や人材が不要なことから、損益分岐点が低く、給付金の多くを利益として残せます。

※参照元:ANELLA CAFE Instagram(全85店舗での合計フォロワー数)2026年3月12日時点